「挨拶回り」は英語で、決まった一語があるわけではなく、「making courtesy calls」や「making the rounds」のように、状況を説明する形で表現するのが一般的です。
こんにちは!30代の英語学習ブロガーです。
前回は「手土産」という、訪問時の心遣いについて書きました。今回は、その訪問そのもの、特に日本独特の文化である「挨拶回り」です。
私、昔、海外赴任が決まった時、後任の担当者と取引先を回ることをネイティブの同僚に伝えたくて、「We will go on a greeting tour.」と言ったことがあります。
同僚は「Greeting tour? 挨拶して回る観光…? 面白そうだね!」と、新しいエンターテイメントか何かと勘違いしてしまいました。
そう、「挨拶回り」という便利な一言は英語には存在しないんです。
今日は、この日本的な文化を、誤解なく英語で伝えるためのコツを見ていきましょう!
1.【ビジネス】取引先への「表敬訪問」としての挨拶回り
異動や就任の際に、取引先に「新しい担当です。よろしくお願いします」と顔を見せに行く、フォーマルな挨拶回り。これは「儀礼的な訪問」と表現します。
I’m making courtesy calls to our main clients.
(主要な取引先へ挨拶回り(表敬訪問)をしています)
「Courtesy call(カーテシー・コール)」は「表敬訪問」という意味の決まった表現です。これを使えば、非常にプロフェッショナルに聞こえます。
もちろん、訪問の際には「手土産」を忘れずに持っていきたいですね。
👉 「手土産」は英語で「a small gift」?シーンで使い分けるネイティブ表現!
2.【社内・日常】「顔を見せて回る」ニュアンスの「Making the rounds」
新しい部署に異動した時や、久しぶりに出社した時などに、関係部署を回って「どうも〜」と挨拶して回る感じ。
これは、お医者さんが病室を「回診する」のと同じ表現を使います。
The new CEO is making the rounds to meet everyone.
(新しいCEOが、皆に会うために挨拶回りしています)
「Make the rounds」は「(いつものルートを)巡回する」というニュアンスです。オフィス内の挨拶回りにはぴったりの表現ですね。
挨拶回りでは、たくさんの人と「名刺交換」をすることになります。
👉 「名刺交換」は英語で「Exchanging business cards」?失敗しない自然な言い方
3. なぜ挨拶回りをするのか?文化を説明する
そもそも、なぜ日本人はそんなに挨拶回りを重視するのでしょうか?
海外の同僚に聞かれたら、こう説明すると分かりやすいかもしれません。
In Japan, it’s important to build a good relationship before starting business. Making courtesy calls is a part of that culture.
(日本では、ビジネスを始める前に関係を築くことが大事なんです。挨拶回りはその文化の一部です)
単に「担当者が変わりました」という事実を伝えるだけでなく、「今後も良いお付き合いを」という気持ちを伝える、日本的なコミュニケーションなんですよね。
挨拶回りでは、まず「自己紹介」から始まります。
👉 「自己紹介」は英語で「Self-introduction」?シーン別・ネイティブが本当に使う鉄板フレーズ5選!
4. 年末年始の挨拶回り
年末に「今年もお世話になりました」、年始に「今年もよろしくお願いします」と挨拶して回るのも、日本ならではの光景です。
これはシンプルに「年末/年始の挨拶」と表現します。
- To make year-end greetings.(年末の挨拶回りをする)
- To make New Year’s greetings.(年始の挨拶回りをする)
「良いお年を」や「あけましておめでとう」といった、具体的な挨拶フレーズも一緒に覚えておきましょう。
👉 「良いお年を」は英語で「Have a great new year」?年末の挨拶
👉 「あけましておめでとう」は英語で「Happy New Year」?新年の挨拶
5. まとめ
「挨拶回り」には決まった一語がないからこそ、状況を説明する力が試されます。
- 取引先へは “Making courtesy calls”
- 社内や日常では “Making the rounds”
- 文化として説明することも大事!
ただの翻訳ではなく、背景にある日本の心を伝えられると、もっと深いコミュニケーションができますよ。
さて、挨拶回りで必須のアクションといえば、「名刺交換」です。
これも日本独特のマナーがたくさんありますが、英語でどう振る舞えばスマートに見えるでしょうか?
