「引き継ぎ」は英語で、業務の引き継ぎという名詞なら「handover」、後任者が業務を引き継ぐという動詞なら「take over」と、立場によって使い分けるのが正解です。
こんにちは!30代の英語学習ブロガーです。
前回は「担当者」という役割について書きました。今回は、その担当者が変わる時に必ず発生する、超重要な業務、「引き継ぎ」です。
私、昔、部署を異動する時に、後任の同僚に親切心で「Don’t worry, I will take over your work.」と言ったことがあります。
直訳すると「君の仕事を引き継ぐよ」ですが、「Take over」には「乗っ取る、買収する」という意味もあり、同僚は一瞬「え、俺の仕事、奪われるの…?」とビクッとしたそうです(笑)。
そう、誰が誰に「引き継ぐ」のか、主語によって使うべき単語が変わってくるんです。
今日は、円満な異動・退職のための、スムーズな「引き継ぎ」の英語を見ていきましょう!
1.【名詞】「引き継ぎ」そのものを指す「Handover」
「引き継ぎ」という業務やイベントそのものを指す名詞が「Handover」です。「Hand(手)」を「Over(渡す)」、イメージしやすいですよね。
We need to schedule a handover meeting.
(引き継ぎの会議をスケジュールする必要があります)
Please create a handover document.
(引き継ぎ資料を作成してください)
イギリス英語でよく使われる表現ですが、グローバルなビジネスシーンで広く通じます。
2.【動詞】前任者が「引き継ぐ」時の「Hand over」
今いる担当者(前任者)が、次の担当者(後任者)に業務を渡す時。この「渡す」という行為が「Hand over」です。
I will hand over my duties to Ms. Sato.
(私の業務を佐藤さんに引き継ぎます)
Please teach me before you hand over the project.
(プロジェクトを引き継ぐ前に、私に教えてください)
主語が「私(I)」、つまり去る側の人になるのがポイントです。
「異動」や「退職」が決まったら、まずこのフレーズを使って挨拶メールを送ることになりますね。
👉 「異動する」は英語で「transfer」?部署が変わる時に使える挨拶メール例文
👉 「退職する」は英語で「to resign」?円満退社のための英語
3.【動詞】後任者が「引き継ぐ」時の「Take over」
私の失敗談で出てきた「Take over」は、新しく担当になる人(後任者)が、業務を「引き受ける、受け取る」時に使います。
Ms. Sato will take over this project from next month.
(来月から佐藤さんがこのプロジェクトを引き継ぎます)
I am the new person in charge. I will be taking over from Mr. Tanaka.
(私が新しい担当者です。田中さんから引き継ぎます)
主語が「後任者」になるのがポイントです。
自分が後任として挨拶する時は、この「I will be taking over from…」が最強の自己紹介フレーズになります。
👉 「担当者」は英語で「the person in charge」?直訳で失敗しないためのシーン別フレーズ5選
4.「不在時の代理」をお願いする時
長期休暇や出張で一時的に業務を誰かにお願いするのも、広い意味での「引き継ぎ」です。
この場合は「Cover for me」というカジュアルな表現が便利です。
Could you cover for me while I’m on vacation?
(休暇中、私の業務を代行してもらえますか?)
「Cover(覆う、カバーする)」という単語で、「不在の間、よろしくね」というニュアンスが伝わります。
「有給休暇」や「出張」を取る前には、必ず同僚にお願いしておきましょう。
👉 「有給休暇」は英語で「Paid Leave」?ネイティブが使う自然な言い回し5選!
👉 「出張」は英語で「business trip」?実はネイティブはこう使い分ける!【失敗談あり】
5. まとめ
「引き継ぎ」の英語は、誰が主語になるかで動詞を使い分けましょう。
- 「引き継ぎ」というイベントは “Handover”
- 去る人が「渡す」なら “Hand over”
- 来る人が「受け取る」なら “Take over”
このルールさえ覚えておけば、もう私のように後任者をビビらせることもありません(笑)。
スムーズな引き継ぎで、円満な人間関係を築きましょう!
次回は、引き継ぎ後、新しい担当者がまず最初に確認することになる「進捗状況」について。
「今、どこまで進んでる?」を英語でスマートに聞く方法を紹介します!
