いやー、沼って本当に恐ろしいですよね!一度ハマるともう最後、抜け出せない魅力がそこにはある…!
さて、そんな日本語特有の熱い感情「沼にハマる」、英語でどう表現するんだろう?と気になってこの記事を開いてくれたあなた。
ずばり、その答えの一つは 「Obsessed」 です!
…と言いたいところですが、実はこれ、ちょっと注意が必要なんです(汗)。
僕も昔、あるドラマにどハマりして「I’m obsessed with this drama!」ってネイティブの友達に言ったら、「おお、そこまで!?」みたいな、ちょっと引かれたような、でも面白がられたような微妙な反応をされたことがあって…。
もちろん、間違いではないし通じるんですが、日本語の「沼」が持つポジティブでちょっと自虐的なニュアンスと、英語の「obsessed」が持つ「取り憑かれている」「度を超している」みたいな、時にネガティブにも聞こえかねないニュアンスの違いに、当時は戸惑ったものです。
日本語の「沼」って、どんな気持ち?
そもそも、僕たちが「沼にハマる」って言う時って、どんな感情を表現しているんでしょう?
- 熱中・夢中: アイドル、アニメ、ゲーム、趣味、推し…もう頭の中がそれでいっぱい!
- 止まらない探求心: もっと知りたい、もっと見たい、もっと深掘りしたい!
- 抗えない魅力: 理屈じゃなくて、もう好き!仕方ない!
- ちょっと自虐的: 「ああ、また沼にハマってしまった…」と言いつつ、実は楽しんでいる。
そう、この「ポジティブな熱中」や「止められない愛」こそが、僕たちの言う「沼」の核心ですよね。
「Obsessed」は「沼」に近いけど、使い方にコツがいる!
先ほど「Obsessed」は「沼」の英語表現の一つだとお話ししましたが、やっぱりこの単語、「執着している」「取り憑かれている」というような、かなり強めのニュアンスを含みます。
「Obsessed」がぴったりくる「沼」の例
- あるK-POPアイドルグループに完全に夢中!毎日彼らの動画を見て、曲を聴いて、グッズを集めてる!
→ I’m obsessed with BTS right now. (今、BTSにどハマりしてるんだ。) - 最近始めたゲーム、面白すぎて寝る間も惜しんでプレイしてる!
→ I’m totally obsessed with this new game. (この新しいゲームに完全にハマってる。)
このように、本当に頭から離れないくらい夢中になっている状態を表すには、とても強力で適切な表現です。むしろ、ここまで来ると「沼」以外の何物でもないですよね!
でも、ちょっとだけ「ハマってる」くらいのライトなニュアンスだと、大げさに聞こえちゃうこともあるので注意が必要ですよ。
「抜け出せない愛」を伝える、他の「沼」英語表現
「Obsessed」以外にも、日本語の「沼」が持つ多様なニュアンスに合わせて、色々な英語表現があるんです。僕が「これは使える!」と思ったものをいくつかご紹介しますね。
1. Hooked on / Addicted to:病みつきになるような「沼」
これはもう、「沼」ど真ん中と言っても過言じゃない表現!ドラマやゲーム、趣味など、一度始めたらやめられない、病みつきになるような魅力にハマる時に使います。
- この韓国ドラマ、面白すぎて完全にhooked onになっちゃった! (この韓国ドラマに完全にハマっちゃった!)
- 彼女は最近、ヨガにaddicted toいるよ。(彼女は最近ヨガに夢中なんだ。)
「Addicted to」は本来「中毒」という意味ですが、カジュアルな会話ではポジティブな「夢中」という意味でも使われます。もちろん、本物の薬物中毒などと混同しないよう、文脈に注意してくださいね。
2. Can’t get enough of:いくらあっても足りない!満たされない「沼」
文字通り「〜がいくらあっても足りない、もっと欲しい!」という状態を表します。ポジティブな感情が溢れ出てる感じが、まさに「沼」!
- このバンドの音楽、I can’t get enough of it! (このバンドの音楽、何度聴いても飽きない! / 沼!)
- あのアイドルのVlog、本当に可愛いからI can’t get enough of his videos! (あのアイドルのVlog、可愛すぎていくらでも見ちゃう! / 沼!)
推し活の「沼」には、まさにこの表現がしっくりきますよね!
💡ちょっと深掘り:
「推し」への熱い気持ちを伝えるなら、こちらの記事もおすすめです!
→ 「推し」は英語で「Fave」?「Bias」?オタク活動で使える熱い英語
→ 「尊い」は英語で「Precious」?推しへの愛を叫ぶ英語フレーズ
3. Really into / Deep into:カジュアルな「沼」
もっと日常的に使える、カジュアルな「沼」表現がこれ。「~にすごくハマっている」「夢中になっている」というニュアンスです。
- 最近、キャンプにI’m really intoなんだ。(最近、キャンプにすごくハマってるんだ。)
- 彼は最近、筋トレにdeep intoだよ。(彼は最近、筋トレにどっぷりハマってるよ。)
ライトな興味から、かなり深くまでハマっている状態まで、幅広く使えます。
4. Drawn into / Caught up in:気づいたら「沼」だった!
これは、「いつの間にか引き込まれてしまった」「巻き込まれてしまった」という、受動的なニュアンスの「沼」表現です。抗う術もなく、気づいたら沼の住人になっていた…そんな時にぴったり。
- そのミステリー小説を読み始めたら、I was completely drawn into its world. (そのミステリー小説を読み始めたら、完全にその世界に引き込まれてしまった。)
- そのアニメを見始めたら、あっという間にI was caught up in the story. (そのアニメを見始めたら、あっという間に物語に夢中になった。)
まとめ:あなたの「沼」の気持ちを伝えよう!
どうでしたか?「沼にハマる」って一言で言っても、色々なニュアンスがあって、英語も一つじゃないってことが伝わったでしょうか?
僕自身、英語学習の「沼」に何度もハマりかけては、たまに抜け出せなくなって…(笑)。でも、そのおかげでこうして色々な表現を学ぶことができています。
大切なのは、どんな「沼」に、どんな気持ちでハマっているのかを、あなた自身の言葉で伝えること。今回ご紹介した表現を参考に、ぜひあなたの「抜け出せない愛」を英語で表現してみてくださいね!
僕もこれからも、色々な「沼」から抜け出せない英語表現を追求していこうと思います!
