「共有します」は英語で「I’ll share it」だけ?ビジネスメールで信頼される鉄板フレーズ5選

この記事は約4分で読めます。

「共有します」は英語で、情報をただ伝える時は「I’d like to share…」、ファイルを送る時は「I have sent you…」など、何をどう共有するかで表現を使い分けます。

こんにちは!30代の英語学習ブロガーです。
前回は「確認してください」という依頼フレーズを紹介しましたが、今回はその逆。こちらから情報を渡す時の「共有します」です。

私が新人の頃、上司から「議事録をチームに共有しておいて」と言われ、メールで「Hi team, I share the meeting minutes!」と送ったら、ネイティブの同僚に「(プライベートな話を)共有してくれてありがとう?」と不思議そうな顔をされたことがあります。

そう、「Share」は友達とランチの写真をシェアするような、カジュアルなニュアンスが強いんです。
今日は、ビジネスの報告として「共有します」と伝えるための、プロフェッショナルな表現を見ていきましょう!

1. 【メール】「〜についてご共有します」の丁寧な切り出し

メールの件名や冒頭で、何の情報を共有したいのかを明確に伝える時のフレーズです。

I’m writing to share some information about…
(〜に関する情報共有のためご連絡しました)
I’d like to update you on the progress.
(進捗状況をご共有します)

「I’ll share」よりも「I’d like to share(共有したいと思います)」と言う方が、丁寧な響きになります。
特に「進捗状況」の共有はビジネスの基本ですよね。こちらの記事もセットでどうぞ。
👉 「進捗状況」は英語で「progress」だけじゃない?シーン別・ネイティブが使い分けるフレーズ5選

2. 【ファイル送付】「資料を共有します」

議事録やレポートなど、具体的なファイルをメールで送る時の「共有します」。
これは「送付」のアクションを伝える表現を使います。

I’ve sent you the meeting minutes.
(議事録をお送りしました=共有します)
Please find the report attached.
(レポートを添付しましたのでご確認ください)

「共有=送る」と考えて、「Send」や「Attach」を使うのが最も自然です。
「議事録」や「添付」の表現については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
👉 「議事録」は英語で「meeting minutes」?「メモ」との違いやネイティブが使う表現を紹介!
👉 「添付します」は英語で「Please find attached」?シーンで使い分ける鉄板フレーズ3選!

3. 「CCで関係者に共有します」

「このメールは〇〇さんにも共有しています」と伝えたい時。
これはビジネス特有の表現があります。

I’ve cc’d Mr. Tanaka on this email.
(このメールに田中さんをCCに入れました)
I’ve kept you in the loop.
((情報共有のために)あなたを話の輪に入れています)

「CC」は動詞としても使える便利な単語です。
「Keep someone in the loop」は「輪の中にいさせておく」という意味で、継続的に情報を共有する相手に対して使えるカッコいい表現です。

もし上司や担当者をCCに入れる場合は、敬称にも気をつけたいですね。
👉 「上司」は英語で「Boss」?実は失礼?シーンで使い分ける呼び方5選
👉 「担当者」は英語で「the person in charge」?直訳で失敗しないためのシーン別フレーズ5選

4. 【口頭】「後で共有するね」と伝える時

会議中や立ち話で、「詳しい資料は後で送るね」と伝える時のカジュアルな表現です。

  • I’ll send it to you later.(後で送るね)
  • I’ll follow up with an email.(後ほどメールでフォローアップします)

「Follow up」という単語が使えると、非常にプロフェッショナルに聞こえます。

5. まとめ

「共有します」は、何を、どうやって伝えるかで使うべき単語が変わってきます。

  1. 情報なら “I’d like to share…”
  2. ファイルなら “I’ve sent you…”
  3. CCに入れるなら “I’ve cc’d…”

ただ「Share」と言うだけでなく、具体的なアクションを伝えることで、仕事のデキる人だと思われますよ!

次回は、共有された情報に対して「わかりました!」と返信する時に使う「承知しました」について、もう一度復習してみましょう。
「OK」だけじゃない、大人の返事の仕方を思い出せますか?
👉 「承知しました」は英語で「OK」だと失礼?ネイティブに信頼される「Noted」や「Certainly」の使い分け


💡 あわせて読みたいビジネスメールフレーズ

タイトルとURLをコピーしました