「妥協する」は英語で「compromise」と言います。…と言いたいところですが、実はこれ、使う相手やシチュエーションを間違えると「ん?」って顔をされることがあるんです(汗)。
ええ、もうこのブログを読んでくださっている方はお察しでしょう。はい、私、やらかしました…!
昔、海外の取引先との打ち合わせで、こちらの要求を少しだけ譲歩してほしい時に、「Let’s settle for a compromise!」って自信満々に言ったら、相手の方がちょっと困ったような顔をしてたんですよね。「あれ?何でだろう…?」って、その時は全く分からなかったんですが、今ならわかる。ちょっとニュアンスが違ったんです!
あー、あの頃の自分に教えてあげたい…!
日本語の「妥協する」って、結構幅広く使えますよね? 「まあ、これでいっか」みたいな軽い気持ちから、ビジネスで「お互い譲り合って合意点を見つける」みたいな真剣な交渉まで。
でも、英語は表現によって、そのニュアンスが全然違うんです! 特にビジネスシーンでは、「お世話になります」(→「お世話になります」は英語で決まった表現がない?シーン別・鉄板フレーズ5選)や「よろしくお願いします」(→「よろしくお願いします」は英語でなんて言う?直訳がない理由とシーン別鉄板フレーズ5選)みたいに、直訳が難しい表現ってたくさんあるんですよね。 「妥協する」も、まさにその一つなんです!
今回は、そんな「妥協する」の英語表現を、私の失敗談も踏まえつつ、しっかり解説していきますね! これを読めば、もう変な顔はされないはず!(たぶん)
「compromise」は「お互い譲り合って合意点を見つける」ニュアンス
まず、一番メジャーな「compromise」から。これは、一番日本語の「妥協する」に近い表現だと思います。主に「お互いが少しずつ譲り合って、共通の解決策や合意点を見つける」というニュアンスで使われます。
どちらか一方が一方的に譲るのではなく、双方が歩み寄るイメージですね。だから、比較的ポジティブだったり、少なくとも中立的な意味合いで使われます。
動詞としての「compromise」
- We need to compromise to reach a deal.
(私たちは合意に達するために、妥協する必要があります。) - They compromised on the price.
(彼らは価格で妥協しました。) - Both sides are unwilling to compromise.
(双方とも妥協しようとしません。)
名詞としての「compromise」
名詞としてもよく使われます。「a compromise」で「妥協点」や「和解」という意味になります。
- Let’s find a compromise that works for everyone.
(みんなにとってうまくいく妥協点を見つけましょう。) - The agreement was a compromise between the two parties.
(その合意は両者の妥協の産物でした。)
ビジネスシーンでは、この「compromise」が一番しっくりくることが多いはず! 特に交渉の場面では、積極的に使っていきたい表現です。
「meet halfway」は「真ん中で落ち合う」イメージ
「meet halfway」も、「妥協する」と似たニュアンスで使われます。文字通り「道の途中で落ち合う」つまり、「お互いが同じくらい譲歩して、中間点を見つける」というイメージです。
これも、ビジネスの交渉でよく耳にしますね!「お互い譲り合って、ちょうど良い落としどころを見つけましょう」みたいな時によく使われます。
- We should meet halfway to resolve this issue.
(この問題を解決するためには、お互い歩み寄るべきです。) - If you come down a little on the price, we can meet you halfway.
(あなたが少し値段を下げてくれれば、こちらも歩み寄れますよ。)
【補足】「お疲れ様です」のように、日本独特の空気感がある言葉って、英語にしにくいですよね。特にビジネスで相手を気遣う時とか! そんな時は、こちらの記事も参考にしてくださいね!
→「お疲れ様です」は英語で「Thanks for your hard work」?シーン別・ネイティブの使い方5選
「settle for」は「これで我慢する(しぶしぶ妥協)」のニュアンス
さあ、ここで私がやらかした表現が出てきます…!「settle for」。
これは、「妥協する」という意味もあるんですが、「本来ならもっと良いものがあるんだけど、仕方なくこれを受け入れる、これに甘んじる」というニュアンスが強いんです。
つまり、ポジティブな「歩み寄り」というよりは、ちょっとネガティブな「諦め」や「我慢」に近いんですよね。
私がビジネスの交渉で「Let’s settle for a compromise!」と言った時、相手はきっと「え?こっちに不利な条件を無理やり飲まされようとしてる?」って思ったんじゃないかと…今となってはゾッとします(汗)。
日常会話ではよく使われるんですが、ビジネスの交渉で使うときは、相手に誤解を与えないように注意が必要です。
- I really wanted a big house, but I had to settle for a small apartment.
(本当は大きな家が欲しかったけど、小さなアパートで我慢するしかなかった。) - She decided to settle for the lower offer.
(彼女は低いオファーで妥協することにした。) - Don’t settle for less than you deserve.
(あなたにふさわしいものより低い条件で妥協してはいけない。)
ね?なんか、ちょっと悔しい感じがするでしょ?
「give in / give way」は「屈する・譲歩する」
これも「妥協する」と似ているようで、ちょっとニュアンスが違います。
「give in」や「give way」は、「抵抗をやめて、相手の要求や圧力に屈する」「譲歩する」という意味合いが強いです。
こちらも「settle for」と同様、どちらかというとネガティブな文脈で使われることが多いですね。一方的に「折れる」イメージです。
- My parents finally gave in and let me go to the party.
(両親はついに折れて、私をパーティーに行かせてくれた。) - He refused to give way on any of the demands.
(彼はどの要求にも譲歩することを拒否した。)
ビジネスシーンで使うと、「私たちは負けました」みたいな感じになっちゃうので、使いどころは選んだ方が良いですね!
まとめ:ビジネスなら「compromise」、日常なら「settle for」もアリ!
はー、色々な「妥協する」の表現を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
こうやって見ると、日本語の「妥協する」って本当に便利だなぁって思いますよね。でも、英語ではそれぞれの表現に、ちゃんとした「顔つき」があるんだって再認識しました!
- ビジネス交渉で「お互い歩み寄って合意したい!」という時は、迷わず「compromise」か「meet halfway」を使いましょう!
- 「本当はもっと良いのが欲しいけど、これで我慢するか…」という、ちょっと諦め混じりの「妥協」なら、「settle for」がぴったりです。
- 相手の要求に「屈する」「折れる」という場合は「give in / give way」ですが、これは使う場面を選びましょう。
これで、私ももう二度とビジネスの場で「settle for」を安易に使って変な顔をされることはないはず! 多分…!
英語って奥が深いけど、一つずつ学んでいくのが楽しいですよね。これからも一緒に頑張りましょう!
